認知症の症状を把握すれば早期発見に繋がる【3本の柱で治療を行う】

生活改善で予防

医師

病気を寄せ付けないために

誰しも年齢を重ねると、認知症の心配が首をもたげます。まだ単なる物忘れ程度だから大丈夫、と言い聞かせてみても、いつ症状が出るかと実はヒヤヒヤしている方もいらっしゃるかも知れません。日々の生活の中で工夫して、予防を始めてみましょう。認知症の中で最も多く、患者全体の半数以上の割合を占めるのがアルツハイマー型認知症です。名前が分からなくなる、物を取られたと妄想する、徘徊するなどの症状が出ます。記憶障害から始まり、徐々に他の症状へ進行していきます。アルツハイマー型は、脳にアミロイドβなどの特殊なたんぱく質が溜まり、神経細胞が壊れて減ることが原因で認知障害の症状が出るといわれています。さらに進行が進むと、脳全体も委縮して身体の機能も失われます。原因の一つとされるアミロイドβは脳が活動したときに作られる老廃物の一種です。アルツハイマー型認知症予防のためには、速やかに排出する必要があります。近年の研究では、睡眠時に排出能力が高まることが分かってきました。十分な睡眠をとり、脳をきれいに保つようにしましょう。また、脳を活性化することもアルツハイマー型認知症の予防に有効とされています。好奇心の赴くままに旅行をしてみる、趣味に取り組む、人とのコミュニケーションを活発にするなど、刺激を受けることが脳の活性化につながります。また、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動でも、神経細胞を活性化するホルモンが分泌されます。適度な運動は老廃物の排出を促しますので、アミロイドβの排出効果も期待できます。