認知症の症状を把握すれば早期発見に繋がる【3本の柱で治療を行う】

主に三つの変化が起こる

男性

早期発見が大切

認知症は脳の障害によって生じる認知機能の障害を指します。中核症状とも呼ばれる主な症状のうち代表的なものは次の通りです。まずは記憶障害。この症状は認知症における最も重要な症状だとも言われています。特にアルツハイマー型の場合には、出来事があってから数分以降の記憶や個人的な体験を忘れやすい傾向があります。二つ目は時間や場所、人が不確かになる見当識障害です。具体的には朝晩の区別が付かなくなったり、道に迷ったりするといった症状が出て来ます。三つ目は計画を立て、それを実行に移す実行機能の障害です。これにより料理がスムーズに作れない、冷蔵庫に同じ品ばかりが並ぶといった状況が生まれます。一時的な物忘れを始め認知症と区別することが難しいものもあるので、気になることがあれば病院に相談に行くと良いでしょう。認知症は初期であるほど、進行を遅らせやすくなると言われています。早期発見という意味でも、かかりつけ医や認知症に詳しい医師の居る病院へ足を運ぶことは有効です。実際の認知症の治療は薬を使った治療とそれ以外とに大別されます。アルツハイマー型認知症には拮抗薬等が用いられるのが一般的です。さらに認知症特有の症状や行動に対して薬が投与される場合もあります。また認知症の原因が他の疾患に起因する場合には、大元となる疾患を治療することで症状が抑えられるケースも存在します。そうした場合には疾患に応じた薬が投与されたり、時には手術が行われたりすることもあるようです。薬を使わない治療としては認知機能を回復するリハビリテーションや芸術療法、作業療法等が行われます。どれが適しているかは各患者さんの状態によって異なるので、まずは医師に相談してみることをおすすめします。